センサスから見る農業担い手予測③ 持続可能な地域社会総合研究所 所長・藤山浩
2026年09月18日
今回は、東北の担い手の年齢構成と年齢別増減そして現行推移予測と安定化シナリオについて紹介します。
まず、図1は、東北の基幹的農業従事者の年齢構成を示したものです。全国と同様に70代前半が一番多い主力世代となっています。70代全体では従事者
今回は、東北の担い手の年齢構成と年齢別増減そして現行推移予測と安定化シナリオについて紹介します。
まず、図1は、東北の基幹的農業従事者の年齢構成を示したものです。全国と同様に70代前半が一番多い主力世代となっています。70代全体では従事者全体の42.3%となり、北海道の70代割合22.9%と比べると格段に高いことがわかります。
次に、図2は、年齢別の増減数を表したものです。全国と同じく60代後半が、従事者増加が一番多い年代となっており、定年延長の影響が如実に感じられます。
2020年、25年データを基に、現行推移での予測をしてみると、担い手は、東北地方全体では今後10年でほぼ半減に近い現状の54.8%まで減少します。各県の間にはかなり差があり、秋田・岩手では減少幅が大きく、30年後には現在の5分の1以下となります=表。
30年後の55年に、現在の7割以上で担い手を安定させるシミュレーションを、毎年20代前半男女および30代前半男女の就農者を同数増やすことを前提にして実施してみました。就農増加の合計必要人数とその就農者全体に占める割合には、最小の山形県の0.47%から最大の秋田県の1.14%まで各県で大きな違いがあります。この違いには、現状の年齢構成や若年層での就農増加割合が大きく影響しています。











