【農業者年金特集】収入不安定で将来設計にも不安 新潟県阿賀町
2026年10月02日
県の東部に位置し福島県との県境にある阿賀町で、シイタケをメインに栽培する斎藤農園の齋藤和美代表(46)は今年1月、農業者年金に通常加入した。
両親が始めたシイタケ栽培を小さい頃から手伝ってきた齋藤さん。大学卒業後、県の林業職員として県内各
県の東部に位置し福島県との県境にある阿賀町で、シイタケをメインに栽培する斎藤農園の齋藤和美代表(46)は今年1月、農業者年金に通常加入した。
両親が始めたシイタケ栽培を小さい頃から手伝ってきた齋藤さん。大学卒業後、県の林業職員として県内各地で勤務してきたが、両親が高齢となってきたことから農園を継ぐことを決意した。2022年4月に親元就農し、翌23年に事業承継した。
「どうしても気象などに左右され、収入が不安定になりがち。将来設計に不安があった」と齋藤さんはいう。そんな折、出荷のため直売所へ向かう車内で聴いていたラジオから、農業者年金のコマーシャルが流れてきた。同じタイミングで地元の農業委員から農業者年金の勧誘を受けた齋藤さんは、後日町役場で県農業会議職員から詳しい制度説明を聞き、積立方式という点に魅力を感じ、加入を決めた。
斎藤農園のシイタケは大きく、肉厚。「あがまる」の名前で直売所や通販サイトで販売し、大人気だ。年間、シイタケ約2万菌床、キクラゲ約3500菌床を栽培し、春には山菜、秋には栗を出荷している。
23年の記録的な猛暑で菌床が大打撃を受け、冬の出荷が減少した。以降、夏場の管理を大切にする齋藤さんは、「冬の需要期を含め、通年で安定しておいしいシイタケを生産していけるようにしたい」と抱負を語る。









