【農業者年金特集】将来への備えは少しでも早い方が良い 広島県三次市
2026年10月02日
三次市甲奴町で酪農と水稲を営む農業者年金加入者の溝辺康太さん(39)は、「さまざまな経費が増大している中、農業者年金の掛け金は全額社会保険料控除の対象となるため、税負担の軽減につながる大きなメリットである」と話す。
2010年4月に当時経
三次市甲奴町で酪農と水稲を営む農業者年金加入者の溝辺康太さん(39)は、「さまざまな経費が増大している中、農業者年金の掛け金は全額社会保険料控除の対象となるため、税負担の軽減につながる大きなメリットである」と話す。
2010年4月に当時経営主であった父の清春さん(75)と家族経営協定を結び、政策支援の区分3で農業者年金に加入した。
康太さんは祖父の代から続く経営を、21年に父から承継。現在父母と妻の4人で、乳牛45頭(うち成牛40頭)を飼育している。牛舎には、搾乳作業の負担軽減のため搾乳ユニット自動搬送装置があるほか、乳牛の暑熱対策のためエアコンを設置し、アニマルウェルフェアにも取り組んでいる。
康太さんが農業者年金に加入したのは、祖父と父が農業者年金の加入者だったこともあり、「将来への備えは少しでも早いほうが良い」という母からの勧めだった。当初は政策支援加入で12年間加入していたが、年金額の充実のため23年から通常加入に変更して月額3万円に増額した。
康太さんは、酪農のほか9㌶の水田で減農薬米の生産にも取り組んでおり、広島県から「安心!広島ブランド」の認定を受けた米を地元スーパーへ販売するほか、町内の保育所の給食にも提供している。
「70歳まで酪農と水稲を続けながら、地域の子どもたちに甲奴町の農業を知ってもらうため、これからも減農薬米を提供していきたい」と康太さんは今後の抱負を語った。









