センサスから見る農業担い手予測② 持続可能な地域社会総合研究所 所長・藤山浩

2026年09月11日
     
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 今回は、北海道の担い手の年齢構成と年齢別増減そして現状推移予測と安定化シナリオについて紹介します。


 まず、図1は、北海道の基幹的農業従事者の年齢構成を示したものです。全国と同様に70代前半が一番多い主力世代となっています。ただし、北海道の

 今回は、北海道の担い手の年齢構成と年齢別増減そして現状推移予測と安定化シナリオについて紹介します。


 まず、図1は、北海道の基幹的農業従事者の年齢構成を示したものです。全国と同様に70代前半が一番多い主力世代となっています。ただし、北海道の場合、全国と比べて、40代から50代にかけての中堅世代の層が厚くなっていることが特徴です。


 次に、図2は、年齢別の増減数を表したものです。他の都府県では70代以降で高齢に伴う引退により減少に転ずる傾向が強いのに対し、北海道では、40代後半から離農者が就農者を上回っています。資材高騰などにより経営環境が悪化している背景があると考えられます。


 2020年、25年データを基に、現行推移での予測をしてみると、担い手は、今後15年でほぼ半減していき、その後も減少が続きます。これに対し、毎年20代前半男女および30代前半男女で合計400人(就農者全体の0.69%分)新規就農を増やすと、担い手は4万人前後で長期的に安定します=図3。市町村ごとにもこうした安定化シナリオを作成し、具体的な就農増加の目標を作成し、取り組むことが急務となっています。

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