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センサスから見る農業担い手予測⑧ 持続可能な地域社会総合研究所 所長・藤山浩

2026年10月23日
     
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 今回は中国の担い手の年齢構成と年齢別増減そして現行推移予測と安定化シナリオについて紹介します。

 

 まず、図は、中国の基幹的農業従事者の年齢構成を示したものです。ブロック別では全国で唯一、70代後半が一番多い主力世代となっています。70代全

 今回は中国の担い手の年齢構成と年齢別増減そして現行推移予測と安定化シナリオについて紹介します。

 

 まず、図は、中国の基幹的農業従事者の年齢構成を示したものです。ブロック別では全国で唯一、70代後半が一番多い主力世代となっています。70代全体でも、従事者全体の46.4%と全国最高であり、全国平均の39.1%と比べてかなり高いことがわかります。


 2020年、25年データを基に現行推移での予測をしてみると、中国全体の担い手は、今後10年で現状のほぼ半分、50.7%まで減ってしまいます=表。この10年間の減少率は、ブロック別では、一番大きくなっています。著しく70代それも後半に偏った現在の年齢構成が背景となっています。県別では、30代から60代にかけての就農増加率が高い岡山、島根で長期的な下げ止まり傾向が見られる一方、同年代の就農増加率が低い広島、山口、鳥取では、長期的な減少率が大きくなっています。


 30年後の55年に、現在の7割以上で担い手を安定させるシミュレーションを、毎年20代前半男女および30代前半男女の就農を同数増やすことを前提として実施してみました。広島は、早くも20代後半から就農増加率が伸び悩んでいるため、それだけ多くの追加就農が必要となっています。鳥取が島根の率にして3倍以上の就農増加を必要とする理由は、30代後半から60代後半にかけての就農増加率が低く留(とど)まっているからです。やはり幅広い世代で就農促進を進めることが大切です。

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