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センサスから見る農業担い手予測⑦ 持続可能な地域社会総合研究所 所長・藤山浩

2026年10月16日
     
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 今回は、近畿の担い手の年齢構成と年齢別増減そして現行推移予測と安定化シナリオについて紹介します。近畿は、今後の現行推移に基づく担い手減少率が最も低いブロックです。その背景を探っていきましょう。


 まず、図は、近畿の基幹的農業従事者の年齢構成

 今回は、近畿の担い手の年齢構成と年齢別増減そして現行推移予測と安定化シナリオについて紹介します。近畿は、今後の現行推移に基づく担い手減少率が最も低いブロックです。その背景を探っていきましょう。


 まず、図は、近畿の基幹的農業従事者の年齢構成を示したものです。全国と同様に70代前半が一番多い主力世代となっています。70代全体では従事者全体の41.1%となり、全国平均の39.1%と比べて少し高いことがわかります。

 

 次に、表1で年代別基幹的農業従事者数の増減率を比べてみました。近畿では、20代前半を筆頭に全国と比べてすべての年代、男女でコーホート変化倍率が高くなっています。中でも兵庫が最も各世代の変化倍率が高くなっています。つまり、各世代の就農増加率の高さ、引退率の低さが近畿の相対的な担い手安定の背景なのです。


 2020年、25年データを基に現行推移での予測をしてみると、近畿全体の担い手は、今後10年で現状のほぼ3分の2、67.9%までしか減りません=表2。兵庫は、将来的には増加に転じます。30年後の55年に、現在の7割以上で担い手を安定させるシミュレーションを、毎年20代前半男女および30代前半男女の就農を同数増やすことを前提として実施してみました。上位の兵庫、大阪、中位の京都、滋賀そして下位の和歌山、奈良といった差の背景は、20代前半を中心とする若年層の就農増加率が大きい要因を占めています。


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