【農業者年金特集】国民年金だけでは将来不安 静岡県富士宮市
「国民年金だけでは不安だった」と話すのは、富士宮市の米津良紀さん(31)。米津さんは、県立農林大学校(現・静岡県立農林環境専門職大学)を卒業後、農業法人に就職。農の雇用事業の研修生として、長ネギの播種や育苗管理、出荷までの作業などを学んだ
「国民年金だけでは不安だった」と話すのは、富士宮市の米津良紀さん(31)。米津さんは、県立農林大学校(現・静岡県立農林環境専門職大学)を卒業後、農業法人に就職。農の雇用事業の研修生として、長ネギの播種や育苗管理、出荷までの作業などを学んだ。実家が農家だったこともあり、農業法人を退職後に就農し、現在は両親と約2㌶の畑で長ネギやキャベツ、落花生を栽培している。
富士宮市の特産品でもある落花生は、地元の洋菓子店などでも使われており、地域に根差した農業経営につながっている。農業法人で培った経験を生かし、日々の栽培管理では、畑全体に目を配り、作物のわずかな変化を見逃さないよう心掛けている。
農業者年金については、「以前、チラシなどを見たことがあり知っていたが、年齢的にまだ加入しなくていいと思っていた」と話す。農業法人に勤めていた時は厚生年金に加入していたが、就農後は国民年金のみになり将来の年金に対する不安を感じるようになった。30歳の節目を機に、農業者年金の加入を検討。自分で調べる中で、保険料の額を自由に決めることができ、保険料の全額が社会保険料控除の対象になることや、年金を受け取る時期を選択できることなどに魅力を感じて、2025年4月に加入した。
「若い農業者は保険料の補助があるなどメリットが多い。将来のためにも、若いうちから加入するのがおすすめ」と笑顔で話す。今後は、「近年の気候変動の影響もあるので、現状の経営規模を維持し、安定した農業経営をめざしたい」と抱負を語る。









