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特集

果樹の病害虫防除のポイント リンゴ編③(ナシマルカイガラムシ)

2026年05月01日
     
ナシマルカイガラムシの被害
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 ナシマルカイガラムシは枝幹・葉・果実に寄生し、果実には赤紫色のリング状斑点を残して商品価値を下げ、枝幹では寄生数の増加により生育不良や枯死を招く。越冬は枝幹上で1齢幼虫で行い、年2回発生する。歩行幼虫は殺虫剤に最も感受性が高く、第1世代は

 ナシマルカイガラムシは枝幹・葉・果実に寄生し、果実には赤紫色のリング状斑点を残して商品価値を下げ、枝幹では寄生数の増加により生育不良や枯死を招く。越冬は枝幹上で1齢幼虫で行い、年2回発生する。歩行幼虫は殺虫剤に最も感受性が高く、第1世代は6月中旬、第2世代は8月頃に発生する。

 近年、本種が増加している背景には、従来有効だったピレスロイド剤、昆虫成長制御(IGR)剤などへの感受性低下が影響しているものと考えられる。これにより、慣行防除園でも密度が増加し、果実被害も発生するようになった。

 防除対策として、基幹防除は発芽前のマシン油乳剤50倍散布であり、粗皮削りを併用すると効果が高まる。第1世代歩行幼虫期に当たる6月中旬には、ピリフルキナゾン水和剤を従来の6千倍から3千倍に変更して使用することで高い効果が得られる。使用は年1回以内とし、同時期に必要なシンクイムシ類防除剤は別途散布する必要がある。

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