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特集

果樹の病害虫防除のポイント リンゴ編②(炭疽病)

2026年05月01日
     
病斑が拡大した炭疽病の発病果
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 炭疽病は果実の主要病害であり、高温・多湿条件を好むため、温暖化や集中豪雨の増加に伴い発生が拡大している。果実への感染期間は6月中旬~9月と長く、早期感染では小斑点のまま進展しないことが多いが、8月以降の後期感染では病斑が円形に拡大し、水浸

 炭疽病は果実の主要病害であり、高温・多湿条件を好むため、温暖化や集中豪雨の増加に伴い発生が拡大している。果実への感染期間は6月中旬~9月と長く、早期感染では小斑点のまま進展しないことが多いが、8月以降の後期感染では病斑が円形に拡大し、水浸状腐敗を引き起こす。病斑上には分生子果が形成され、(だいだい)色の分生子塊が噴出して二次伝染源となる。

 本病は宿主範囲が広く、ニセアカシアやくるみ類など園外の樹木も感染源となるため、これらが周囲に存在する園地では多発しやすい。さらに近年は、こうした他種の伝染源の有無にかかわらず広範囲で発生が見られ、環境条件の変化が発病リスクを高めていると考えられる。

 防除は褐斑病に準じ、6月中旬~8月末に薬剤散布を行うことが基本となる。また、発病果が樹上に残ると継続的な感染源となるため、見つけ次第の除去が極めて重要である。

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